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松井秀喜に対するスタンス

              
           

「さらばヤンキース‐運命のワールドシリーズ」は64年のシーズンからワールドシリーズまでを克明に追ったノンフィクションだ。白人主義を貫くニューヨーク・ヤンキースと、若い黒人選手を積極的に起用したナショナル・リーグのセントルイス・カーディナルスを鮮やかに対比させた名作である。
 当時、公民権運動の渦中にあったアメリカでいち早く黒人選手に門戸を開いていたのがナショナル・リーグだった。
 黒人メジャーリーガー第1号のジャッキー・ロビンソンはナ・リーグのドジャースからデビューしている。野茂のセンセーショナルな移籍と活躍、という日本人メジャーリーガーの歴史もドジャースから始まっている。
 アメリカで公民権法が制定されてからもうすぐ半世紀になる。当然、現在のアメリカには人種差別が存在するという根拠がない。
 ヤンキース史上最強のチームと言われている98年から00年の黄金期にローテーションの一角として活躍したのが伊良部だ。98年シーズンに13勝、99年は11勝とチームのリーグ優勝に大きく貢献している。ところがヤンキースがワールドシリーズを制覇したこの2年間、ポストシーズンで伊良部が登板したのはリーグ優勝決定戦の1試合のみ。ワールドシリーズでの登板はなかった。
 2年間でヤンキースが戦ったポストシーズンの試合数は25。伊良部の登板はたったの1試合である。
 アメリカは実力主義の社会だ。だから黒人も大統領になれる。だが、どうもそれとは違う部分で、ぎりぎりの場面になると、こらえようもなく噴出してしまうものがあるように思える。
 松井秀喜に対するヤンキースフロントの一貫した態度は、そうした面から読み解けるのではないか。

ジャッキー・ロビンソン


        

テーマ : 北海道日本ハムファイターズ - ジャンル : スポーツ

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