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ソフトバンク優勝、白鵬62連勝、寺坂は21杯

 ファイターズを愛するすべての者の夢を乗せた糸井の一撃は、ファイターズが奇跡へ向かって前進を始める号砲となるだろう。夢はまだ終わらない。
 
      夢にときめけ
      明日にきらめけ
      めざせ日本シリーズ
    
             byハム太郎

 しかしファイターズサヨナラ勝ちという感動の余韻は、直後にテレ東で放送された「元祖!大食い王決定戦 ~超新星誕生戦~」によって雲散霧消した。やはりテレ東の「大食い」はすごい。張りつめたギリギリの緊張感。生と死の深遠なる境目をのぞき込む恐怖。
 現役最強と思われる魔女菅原が殿堂入り、ディフェンディング・チャンピオンのアンジェラ佐藤が引退した今年の「大食い王決定戦」。今後の大食いを占う注目の一戦となった。
 本命不在とも言われた今年の決定戦だが、2回戦から戦いはグルーヴし始めた。昨年の新人戦の覇者である桑野美香がイカリング33皿を平らげて1位通過、3回戦でもイクラの軍艦巻きを165個食べて断トツの1位通過を決め、大本命に躍り出たのだ。この段階でダークホースとにらんでいた光上が脱落。ここ最近の女性優位というパターンから考えて、最後は桑野と堀部の一騎打ちになるだろう、と予想した視聴者は多いはずだ。
 だが、準々決勝・富良野の極太フランク対決で流れは大きく変わった。桑野と堀部を僅差で上回り1位通過したのは寺坂卓也。「この男、そういえばきゅうり対決でもがんばってたな」と、ここでようやく寺坂の存在に気づいた視聴者も多かったのではないか。準決勝進出を決めて涙に暮れる寺坂。
 準決勝は帯広の豚丼対決。寺坂が15杯で1位。2位に入ったのが道産子の手代木。豚丼の食べっぷりから、キャップを斜に被るチンピラ風の手代木も一気に台頭。ここに来て男子選手のワンツーだ。堀部は寺坂にダブルスコアをつけられる惨敗。桑野は途中で箸が止まる失態を演じ、辛くも3位通過。
 これが「大食い王」の醍醐味だ。番組中盤から本命としての存在感を示していた桑野が豚丼対決で急速に輝きを失った。その瞬間をカメラは冷酷に映し出す。豚丼を食いすぎて脂汗を流し苦悶の表情を浮かべる桑野。このように「大食い王」は極限状態に置かれた人間を描く珠玉のドキュメンタリーでもあるのだ。
 決勝のラーメン対決。15杯目からの戦いは見応えがあった。結果は寺坂が21杯で優勝。準決勝以降、アンジェラに続いて道産子による連覇という期待が道内一部で一気に高まった手代木は20杯で惜しくも準優勝。桑野も19杯と健闘したが、すでにストーリーは寺坂と手代木の同級生対決にシフトしており、ほとんどカメラに映らず。大食いの残酷さを改めて感じさせる決勝であった。
 今年の王者となった寺坂卓也については評価が分かれるところだろう。かのナンシー関が絶賛した方喰、ファンの間では史上最強という声も多い赤阪尊子、あの小林尊、個人的には最強ではないかと思っているジャイアント白田。これら歴代の王者に比べると、寺坂が小粒であることは否めない。先行逃げ切りタイプで、後半に失速する寺坂の戦いぶりもスケール感に欠ける。今回、現役最強と目される魔女菅原が欠場したというのも論議の的となるだろう。
 だが、今回の寺坂の優勝は、「大食い王」の歴史を振り返ると大きな意味を持つものだ。
 常識から外れた食べっぷりを観賞して「こいつらは化け物だ」と感嘆するのが「大食い王」の大きな魅力の一つ。歴代の王者を見ると、どこか常人とは違う雰囲気を持っている。体質とか含めて。「化け物みたい」ではなくて本当に「化け物」。今回、テレ東が菅原を排除したのは、大きな決意表明とも受け取れる。化け物路線からの転換。
 普通の人、寺坂が優勝した今年の「大食い王」。今後の大食い王座の方向性を示す重要な戦いだった。
 寺坂には心から優勝おめでとうと言いたい。
 あ、ソフトバンクもおめでとう。

15杯って…

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