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地方におけるメディア権力

 異文化コミュニケーションは国際社会だけの話ではない。帯広という土地は、日本のスタンダードである東京、リトル東京である札幌から遠く離れた隔絶された閉鎖的な環境にある。そして気候が厳しい。これって独自の文化を醸成せざるを得ない状況なのではないだろうか。
 十勝モンロー主義という言葉もあるように、「秘密のケンミンSHOW」で紹介されるような独自の文化はいろいろとあるが、こうした十勝文化の一つの象徴が十勝の地方夕刊紙、十勝毎日新聞だ。通称「勝毎(かちまい)」。ちなみに北海道全体では北海道新聞(通称は道新)のシェアが50%近いのだが、十勝地方では、圧倒的に勝毎。
 そんなわけで、勝毎は十勝文化圏に君臨する唯一ともいえるメディアなので、時に過激な偏向報道あり、「んなこたあねえだろ」とタモリツッコミ連発なズレた記事あり、なかなかにやりたい放題な新聞だ。
 この勝毎と密接な関係にあるであろうと思われる、かの酩酊大臣中川昭一氏の問題会見から総選挙落選までの半年間、勝毎の中川関連記事は常にグレーな色合いの論調だった。つらかったろうね、勝毎。
 勝毎にも朝日の「天声人語」的なコラム、「編集余録」がある。600字ほどのスペースで地元の文化人が持ちまわりで執筆している。地元の文化人が執筆するから「んなこたあねえだろ」な原稿がけっこう頻繁に掲載されている。
 例えば、秋の心象点描といった以下のコラム。
 ある日、筆者が本屋に行くと、ミニカーや化石コレクション、鉄道模型といった「玩具類」が店頭に並んでいる。これを「子供の活字離れの象徴」ととらえるべきか、「科学思想を普及させる教材」と認識すべきか。筆者は悩む。読者は早くも「んなわきゃない」とつぶやく。今さらB級の雄である分冊百科を話題にするなんて「どんだけ~」ともつぶやく。
 筆者は零戦の分冊百科を見つける。今の子供は「ガンダムに夢中」だから、こんなものは買わないだろうと思いつつ、本屋の店員に質問をする。店員によると、この零戦の本は老若問わず売れているらしい。筆者は驚く。読者は「店員、ウソこくな」とつぶやく。筆者は今なお根強く日本人の心に残っている「零戦神話」に感嘆しつつ本屋を後にする。
 んなこたあない。


        

テーマ : どうでもいいニュース - ジャンル : ニュース

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