スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
        

カーリング観戦のポイント

夢の先

 大学時代、「初級ドイツ語文法Ⅰ」という授業を4年間受けた。つまり再履修の繰り返しだったわけだ。
 ドイツ語は名詞が「男性名詞」とか「女性名詞」とかに分かれている。英語なら冠詞は「the」だけど、ドイツ語は名詞の種類によってそれぞれ冠詞が異なってくる。その名詞が主語か修飾語かによっても冠詞が違う。で、合計で16種類の冠詞があるのだが、「初級ドイツ語文法Ⅰ」というのは半年かけてこの16個の冠詞を覚えるだけ、という簡単なものだった。だが、ドイツ語にはまるで興味がなかったので、わずか16個の冠詞が覚えられず、4年生になってもこの講義を受ける羽目になった。同じようなやつはいるもので、4年生の再履修組は30人くらいいた。
 業を煮やした先生が落ちこぼれ組のために夕方に特別枠を組んで講義してくれたのだが、こちらはモチベーションゼロなので、やっぱりたかが16個の冠詞を暗記できない。絶対に頭に入らないのだ。
 講義最終日。16個の冠詞を書くだけ、というアホなテストで合格者はなし。
 夕日が射し込む教室でドイツ語の先生はついにブチキレた。「おまえらはすごい。大学生とは思えない。4年たっても冠詞すら覚えられないとは。人間、興味がないことにはこれほどまでに関心を示さないということに俺は感動した」。
 そしてドイツ語の先生は全員に単位をくれた。
 カーリングを見ながら、このことを思いだした。なんだか知らないけどカーリングは毎日テレビでやっているし、マリリンが見たいのでとりあえずテレビ観戦しているが、ルールはまるで覚えられない。これだけ毎日やっているので、さすがにうちの子供たちもルールを覚えたらしく、マリリンや目黒がストーンを投げるたびに「よし!」とかうなっているが、横の父親は「うーん、よく見ると目黒の知的な感じも捨てがたい」といったことしか考えていない。
 だが、この点ではNHKのアナウンサーも怪しい。マリリンのショット後「あー!これは…」などと悲壮な叫び声を上げ、直後に解説のおじさんが「ナイスショッ!」と言うと、「え?」などと言っている。おまえもわかってないんじゃないのか? 
 しかし解説のおじさんも、今回ですっかり全国区だ。いい味を出している。カーリングって徹底したフェアプレイ精神と高いスポーツマンシップが根本にあるようで、カーリング歴31年というオリンピック中継の解説のおじさんも、相手チームがナイスショットをすると爽やかに「ナイショッ!」とエールを送っている。
 だが、予選リーグも佳境にさしかかった昨日あたりから、解説のおじさんも少し熱くなってきている。今朝のスイス戦ではかなりスポーツマンシップに狂いが生じていた。スイスチームがナイスショットをすると「あー…。ナイスショット、です」といった感じ。スイスが決めるたびに「あー…」って言っちゃってた。 
 2-6で日本が負けていた5エンドでは「ここで2点入れなきゃ負けです」と断言。だが、日本は1点しか取れなかった。以後、解説のおじさんは沈黙してしまった。アナウンサーが「まだ5エンドで3点差。がんばってもらいたいですね」と振ってもおじさんは沈黙。解説業務放棄モード。
 結果として日本はワンサイドで負けた。ルールはわからんけど、予選序盤でもたついた強豪スイスが本気モードになったら日本は歯が立たない、ということはわかった。サッカーのワールドカップでも強豪チームが予選でソラを使うが、あれと一緒の感じかも。クリスタルジャパンは世界ではセカンドグループなのかな。
 今朝のスイス戦を観ていて、ルールはわからんけど、カーリングって一つもミスをしたらダメなゲームなんだ、ということはちょっとだけわかった。ような気がしないでもない。あと、目黒はクールビューティーだ。

        

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。