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真冬の帯広 秘密のむふふ観光スポット 

 今日も寒い。十勝晴れの日が続き、帯広は完全に真冬だ。息子は朝から野球の練習へ行っている。この寒いのに、頭がおかしいのではないか。
 寒いのでじっと家に閉じこもり、外を眺めていると、2匹のエゾリスが枝から枝へジャンプしながら鬼ごっこをしている。
ニワリス

 この時期の帯広は死んでいる。何もやることがないし、誰も来ない。携帯も鳴らない。音がなにも聞こえない。
 だが、観光に来るならこの時期に限る。東京の友人たちは決まって夏に遊びに来るが、夏に来てもあまりいいことはない。
 北海道観光の売りは景色と食べ物だろう。だが、食べ物には旬がある。東京に住んでいるとそういうことも忘れてしまうのだが、夏の北海道に来てもおいしい食べ物はない。裏でこっそり解凍されたトウモロコシやジャガイモやカニや魚を「さすが北海道!」と言いながら、高い金を払って食べる東京の人間のアホ面を見ていると同情してしまう。
 どうせ来るなら今の時期の帯広が断然お勧めだ。東京と帯広の間には1日4便の直行便が飛んでいるので、土日を有効に使って遊びに来られる。1泊2日の小旅行だ。そして、東京の人間にとってこの1泊2日の「真冬の帯広ツアー」はカルチャーショックの連続になるだろう。
 真冬の十勝晴れの朝の空気感を体験するだけでも帯広に来る価値がある。そしてこの時期の十勝の空は日本で最も青い。よそでは決して見ることができない十勝の空の深い青さを見に来るだけでもいい。
冬の帯広
 帯広の中心部から車で10分も走れば真冬の十勝平野を眺望できる。この澄んだ空気に体を包みこまれる感覚は、実際に経験してみないとわからない。

 魚を中心とした食べ物もこの時期なら安くてうまい。東京から移住してきて初めての冬に食べたポン酢タチには衝撃を受けた。観光客などほとんどいないから、ボラれる心配もない。雪を眺めながら北の幸を肴に熱燗を飲む贅沢も冬の帯広では安いものだ。
 レンタカーを借りれば、スケートリンクのようなアイスバーンの道を運転するというスリルを味わえる。帯広では老若男女問わずツルツルのアイスバーンでも法定速度をはるかに超えるスピードで突っ走るので、東京の人はその運転技術に驚くことだろう。東京に住んでいると車の事故など滅多に見ないから、スリップして次から次と畑に落ちていく帯広人の車、という絵はいい思い出になるはずだ。
買い物行くのもプチ命がけ
 アイスバーンだろうが吹雪だろうが、帯広の人はアクセル全開!結果として路外逸脱、畑に車が落ちるのだが、ほとんどは大きな事故にならず笑い話になる。

 サホロスキー場は景色の良さと雪質は日本一。東京のスキーヤーは狭苦しい深夜バスに押し込まれ、あるいは重いスキー道具を抱えて新幹線に乗り込んで新潟の狭いスキー場へ行き、リフトに乗るために行列して、狭いゲレンデでセコセコと滑ってぐったり疲れている。楽しくないだろう。計算してみればわかるが、時間的にも費用面でも、そして楽しさでも、広々としたサホロで滑ったほうがはるかにお得だ。
 冬の帯広の一大イベントである「帯広氷まつり」もおすすめだ。会場の足元はカチカチでこぼこのスケートリンク状で少しでも油断すれば滑って骨折するし、氷まつりのメインであるはずの氷像に見るべきものはない。狭い会場にキャパを超えた人が殺到するので昼食すらまともに買えない。ステージでは安いニセモノマネ芸人がマイナス10℃なのに薄着で松山千春の「長い夜」なんかを歌う。そしてひたすらに寒い。氷まつりへ行った人たちは誰もが文句ばかり言うが、帯広はのんびりしているので、まったく改善されない。そこがいい。この脱力感は田舎ならではだ。
 
 公共性など考える余裕がなくなってしまったJALが地方空港から撤退するのは時間の問題となった。東京と帯広の間に300人乗りの大型機が1日4便も飛んでいることを、帯広の人間は当然のように享受しているが、近い将来、直行便はなくなるだろう。
 そうすれば帯広には誰も来なくなる。帯広の人はのんびりしているところが魅力だが、そろそろなんとかしたほうがいいだろう。行政が行っている観光誘致策はセンスのかけらもない。ぬるま湯につかる役人が考えつくことはせいぜい「ご当地グルメ」だ。市民が真剣に考えなければ、数年以内に帯広空港は廃港になり、帯広の街はゴーストタウンとなる。

幸福駅
 ベタな観光地の幸福駅も真冬はひっそりとしているので照れずに堂々と観光できる。売店のうるさいおやじをからかうのも楽しみの一つ。


十勝川温泉の白鳥
 家族連れなら十勝川温泉へ行くついでに白鳥をからかいに行く。金がかからないし、子供は喜ぶ。エサ欲しさにヒステリーを起こして奇声を発しながら襲いかかってくる白鳥が面白い。


      ワシクルーズに行きたいオレ
 すごく面白そうなのがこれ。うまく宣伝すれば世界中から観光客が訪れる。自治体や関係する各機関はそれぞれの面子を捨ててこういう十勝の素晴らしい商品を力を合わせて売っていけばいいのに。 ワシクルーズ問い合わせ先 
オジロワシとオオワシとカラスとオレ
飛んだ!
 東京から帯広へ移住して20年になるが、こうした景色を見慣れることはない。


廃墟
 帯広空港に降り立った観光客が最初に目にするのがグリュックの不気味な廃墟群。これを見て帯広にいいイメージを抱く観光客は1000人中0人だ。観光誘致を叫ぶ帯広の関係者は誰もがこのことをわかっているが、面倒を避けるため気づかないふりをしている。こうした状況が続く限り、遠からず帯広市全体がグリュック王国のような廃墟になる。

          

テーマ : 国内旅行 - ジャンル : 旅行

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