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高橋信二「大台」突破?

「大台」を超えて祝福される高橋信二の笑顔は苦笑に見えた。
 今シーズン、ワールドシリーズで敗れたフィラデルフィアの4番・ライアン・ハワードは1979年生まれなので、ファターズの4番・高橋信二の1コ下だ。
 高橋信二が1軍に定着して実質7年であるのに対して、ハワードはメジャー6年生である。‘09シーズン、高橋の年棒は7200万円、ハワードの年棒は、レート90円換算で13億5000万円だ。
 舞台が違うし、ホームランも打点もまったく違う。だが、2人ともシーズンを通して4番を務め、チームを牽引して頂点へ登った。
 プロ野球選手として残した結果は同等だ。
 日本で初めて1億円プレーヤーが誕生したのは1987年である。以後、「1億円」というのがプロ野球選手にとっての目標となり、「大台」と呼ばれるようになった。
 だが1億円が大台だったのは今から20年前の話だ。そしてこの20年間、ずっと1億円が大台である。本来なら10億円が大台になっていてもおかしくないのではないか。日本のプロ野球選手の年棒がいかに低く抑えつけられているかを考えると暗澹たる気分になる。信二の皮肉めいた苦笑はその象徴だったのではないか。
 今の日本球界のこうした悲惨な状況を考えると、日本の賢明なプレーヤーがメジャーへ活躍の場を求めるのは当然のことだろう。プロとして正しい評価をされなければ、仕事にやりがいは見出せないからだ。
 セ・パ12球団の経営者たちは一致団結して、選手たちがメジャーへ流出しないように、そして年棒を低く抑えるようにあらゆる手段を講じている。選手たちを複雑な制度で縛り上げ、ファンたちに監視させて、メディア操作をして、身動きが取れないようにしているのだ。こうした経営者たちのさまざまな妨害工作がなくなれば、日本のプロ野球選手の大半はメジャーへ行き、日本のプロ野球は崩壊する。ファンにとっては、球団フロントの悪辣な謀略はとてもありがたいことだ。
 だが現在、日本の12球団のフロントが行っている「選手のメジャー流出阻止」と「年棒の抑制」は方向としては完全に相反する。当然、そこにはひずみが生じる。今年の西武の契約更改はそれが噴出しているということなのだろう。 
 哀れなのは選手たち。FAなどの真っ当な権利を主張すれば、年棒の大幅減、球界からのオミットなどの制裁を受け、正当な評価を球団に求めて契約更改の場で交渉すれば味方であるはずのファンからでさえ「ゴネている」と批判を浴びる。
「ファイターズフロントは『無い袖は振れない』から年棒を抑えているのだ」とフロントを擁護する不思議なファイターズファンがいる。
 世界一の金満球団であるニューヨーク・ヤンキースのアメリカにおけるプロスポーツチームとしての資産価値は16位に過ぎない。だがヤンキースには7人の10億円プレーヤーがいる。日本のチームのフロントとメジャーリーグのフロントでは選手に対する考え方が正反対なのではないか。
 日本のプロ野球選手はサーカスの動物たちと同じである。

挙句の果てにポイ捨てさ

        

テーマ : 北海道日本ハムファイターズ - ジャンル : スポーツ

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