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楽天・草野の天才

 小学3年生、4年生になって野球少年団に入ってくる子供たちは、ここではじめて本格的にバットを手にする。そしてはじめてバットを振るのだが、最初からきちんと形のできている子供はもちろんいない。大半の子は、教える側としてはどこから手をつければいいのか途方に暮れてしまうバッティングフォームだ。
 だが、フリーバッティングをしてみると、わけのわからないバッティングフォームで大波を打ったスイングなのに、次から次と、来る球をミートしてライナー性の打球を飛ばす子が必ず1人や2人はいる。これが天性というやつなのだろう。恐らくは動体視力が人より生まれつき発達していると思われる。
 以前「探偵!ナイトスクープ」で「150キロの球を打つ女教師」というのを放送していたが、これを見たときには「バッティングは動体視力のみ」と断言してもいいのではないか思うほどの衝撃を受けた。内容としては、野球経験のない華奢な体つきの速読インストラクターの女性(美人)が150キロの速球をことごとくミートして打ち返すというもの。阪神にスカウトしようというのがオチ。ただ、その後の彼女の活動を見ると、この衝撃VTRはプロモっぽい気もするが。いずれにしろ、速読、動体視力、バッティングに相関関係があるという気はした。
 さて、はじめてのフリーバッティングで快打連発の動体視力が優れていると思われる天才少年だが、たいていは半年もしないうちに彼の神通力は消えてしまう。見ていると、最初の最初にキラリと光るセンスを見せた少年ほど以後、ほとんど努力をしないパターンが多い。いくら言おうが、こちらの指導を受け入れない、素振りをしない。試合では10回に1回くらい天才を垣間見せるだけになってしまう。だが、その1回のバッティングは、必死に家で素振りをしているチームメイトには真似のできない柔らかいものだったりする。
 楽天・草野のバッティングには天性のものを感じる。抽象的な表現だが、バットコントロールが柔らかい感じ。ファイターズなら金子がこのタイプ。天才少年が努力を続けるとこうなりますよ、という見本が草野ではないだろうか。
 クライマックスシリーズ第3戦、菊池の投げたインハイをいとも簡単に見逃し、審判がコールする前にさっさとベンチへ帰る草野を見て、気まぐれな天才という言葉が思い浮かんだ。
 あの球を打つことは、草野にとっては美学に反することだったのだ。
 草野が下位打者に甘んじ、ノムさんが「天才」と称した理由もそこにあるのでは。
        

テーマ : 東北楽天ゴールデンイーグルス - ジャンル : スポーツ

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