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東山紀之とおじさん

 世間の需要量に対する供給量がマッチしていないタレントというのがいる。久本雅美、泉ピン子、勝俣、最近ではCMに出ている工藤静香あたり。面白いことを一切言わなくなった青木さやかも。つまり、なぜこのタレントはテレビにまだ出ているの?と世間が思っているのに、何かのコネでテレビに出演し続けているタレント。
 その中の1人が東山紀之。「芝居やミュージカルで大活躍」らしいが、実質的に表立った活動は日テレの「世界まる見え」で若いお笑い芸人にペコペコされる役と、たまに森光子へお祝いコメントを言う役くらい。
 この東山が木村佳乃と結婚するということで、ハワイから帰国したところを成田空港でワイドショーのリポーターたちに直撃取材されていた。整然としたインタビューだったので、事前に打ち合わせは済んでいたのだろう。
 成田の到着ロビーの動く歩道に東山が乗り、打ち合わせどおり、代表のリポーターと一問一答という形でインタビューは進んだ。
 シナリオどおりにインタビューは進行していくのだが、一つだけ予定外だったのは、インタビューを受けている東山の後ろにせっかちそうな建設会社社長風のおっさんがいたことだ。途中からこの社長風おっさんは東山の後ろにずっと映り込む。最初は関係者かとも思ったが、すごく不愉快そうな表情をしているので、すぐに「無」関係者だとわかった。
 社長風はテレビカメラを意識して演技に入る。最初は迷惑そうな表情を浮かべ、後ろを向いて苦笑してみせる。「なんだよ、とんだところに鉢合わせになっちまったな」という心の動きを表すパントマイムだ。それから心持ち口を尖らせて東山の肩越しに首を伸ばして前方を覗く。「俺は急いでるんだよ」という表現だ。そして、「木村佳乃さんの実家へ挨拶には行かれたんですか?」という核心的な質問をリポーターが発し、東山が答えようとしたその瞬間を見計らって、社長風はぐっと東山に体を寄せてなにごとかつぶやき、東山とリポーター連中はようやく社長風の存在に気づく。東山が道を譲ると、社長風は苦笑いをして首をやや傾げ「俺は芸能人に興味なんかまるでないんだよ」ということを強調するために真っ直ぐ前を見据えたまま、やれやれという表情を作り、肩をぐっといからせつつフレームアウトした。
 このシーンは各局のワイドショーで流されたから、この社長風おっさんも「してやったり」とさぞや大喜びしていることだろう。
 黙っていればなんてことないことをわざわざ揉め事に仕立て上げる人。12月に入った途端「さあ、今日から師走だ」と本当に腕まくりする人。「わしの若いときなんかな」と貧乏自慢する人。祭りが近づくと血圧が上昇する人。飲み屋で1人だけ大声で喋り続ける人。人だかりがあるととりあえず他人を押しのけて最前列へ行く人。テレビカメラがあると絶対に映りたい人。
 東山の後ろに延々と映り込んでパントマイムを演じていた社長風おっさんはそういったカテゴリーに属する人だったのだろうと思う。うっとおしい。

のんびり行こう


        

テーマ : 北海道日本ハムファイターズ - ジャンル : スポーツ

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