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ストーブリーグ前半戦総括

 北海道の番組にはファイターズ選手が出まくりだ。夕方の情報番組なんか全局、毎日誰かしら出演している。東京ローカルの番組でもジャイアンツの選手が出まくっているのか。
 土曜の朝は「Fファイブ」というファイターズ番組が放送されている。この番組、いつも緩い。だらーっとしている。土曜の朝に見るにはふさわしいんだけど。今回は秋季キャンプの密着リポート。延々と二軍の連中のインタビューなんかを放送していた。つまらない。もう少しなんとかならんのか、FFFFF。それから一軍でまったく実績のない二軍選手は、いくら北海道ローカルの番組とはいえ、カメラの前ではしゃがないほうがいい。一軍で活躍してからはしゃぎなさい。
 ストーブリーグも前半戦が終了。パ・リーグ寄りに見ているからなのかもしれないが、ここまでのストーブリーグは楽天の独走に見える。新監督、岩村、松井稼頭央の獲得、岩隈まさかの残留?、と大きな話題が続いている。もちろん、それぞれのチームのファンはそれぞれの想いでストーブリーグを眺めていることだろう。例えば、西武ファンにとっては細川移籍というのはかなりの衝撃だろうし、横浜ファンの内川への想いというのもいろいろとありそう。オリックスのイ・スンヨプ獲得はどうなんだろう、ファン的には。はたから見てると「またその路線かよ」と思っちゃうけど。ロッテファンにはつらいつらいオフとなっているだろう。でもシーズンであれだけいい思いしたんだから我慢しなよ。
 昨オフは奇跡のスラッガー、スレッジ放出という暴挙に激震が走ったファイターズのストーブリーグだが、今オフはここまで極めて平穏。最大の懸念だったダルビッシュと賢介の残留が決まり、ドラフトではハンカチ斎藤を獲得。2ケタ勝つかもしれないオビスポをバーゲンプライスでゲットもした。ネガティブなほうでは坪井のクビ。これはファンは納得せざるを得ないだろう。打ってないんだもん。あと建山のメジャー移籍。話、進んでいないけど、どうした?それから稀哲。ここ2シーズンの梨田による冷遇を目の当たりにしているだけに、稀哲の「よそに行きたい」という気持ちはわかる。年齢的にも、もう一花のためにはここで移籍するしかないだろう。稀哲はかつての小笠原のように攻撃的な2番打者、というコンセプトがマッチすると思うんだけど、梨田は稀哲をうまく使えなかった。
 契約更改も、ファイターズは波風なく進んでいる。去年のオフに計算したんだけど、ファイターズの年俸総額はおそらく25億円。これを頭に入れて契約更改を眺めていると大きな補強の有無なども見えてくるかもしれない。
 信二と誠と八木のダウン分ですでに1億円の余剰金を捻出している。ダルビッシュの上がり分に回すのか、変なガイジンを買うのか。そんなことを考えながらストーブリーグを観戦すれば、少しは退屈も紛れる。
 あと、契約更改を見ていると金銭感覚が麻痺してくるけど、自分の年収と選手たちの年俸を照らし合わせてみるとかなり腹が立つよ。

旅の途中

        
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受信料は払わないけど素晴らしかったイチロー特集

「岩隈残留か?」というニュースを聞いて「どのツラ下げて」という最近使ったことのないフレーズが思い浮かんだ。少なくとも、来季も楽天でプレーする、というのはやめたほうがいいと思う。すごくカッコ悪いから。 
 ま、岩隈のことはどうでもいい。日曜の朝はサンデーモーニングからサンジャポだ。サンデーモーニングのスポーツコーナー、きのうは広州アジア大会関連のニュースが多かった。例によって、張本氏は金メダルを獲得してメソメソ涙ぐむ男子選手に「泣くな!」と喝を入れるなど、日曜の朝なのに荒れ狂っていた。でも、変わった競技としてビリヤードのスリークッションが紹介されると文字通り目を丸くして「いやー、すごい。大したもんですねえ、これは」と感嘆。きっとハリさん、ビリヤードのスリークッションを知らなかったんだろう。それにしても感心しすぎ。江川紹子がいたら鼻で笑われるところだった。あと、大魔神佐々木の解説は聞いたことないんだけど、きのうのサンデーモーニングを見る限りでは解説者とか無理なのでは。勉強のまったくできない小学生みたいなコメントしか言ってなかった。
 その後、BS「イチローの2244安打・全部見せます!」を息子と見た。
 イチローがメジャー10年間で打ったすべてのヒットを延々7時間ぶっ通しで放送するという番組。日曜の昼間にこんな番組を流すNHK。素晴らしすぎる。思わず今まで一度も払ったことない受信料を払おうかと思ったくらいだ。払わないけど。
 野球に興味のない人にはこれほどつまらない番組もないだろう。イチローがヒットを打つ場面が延々と流れるだけなんだから。現に妻と娘は癇癪を起こした。「お願いだから2階のテレビで見てください」とお願いもされた。
 息子と2人でだいたい4時間くらいは真面目に見たけど飽きなかった。イチローは美しい。イチローを見飽きないのは、美しいものはいくら見ても飽きないという理屈なんだろうと思う。技術がどうのではなく、ただただ見とれてしまう。
 夕方、息子と風呂に入りながらイチロー特集の話をした。いろいろ話しているうちに張本氏の話になった。息子は張本氏を「うるさくて怖いどっかのじいさん」だと思っていたようだ。少年野球の大会に来賓で来た板東英二氏の経歴を聞いてびっくりしていた息子だが、張本氏がファイターズOBでイチローと並ぶ天才だということを説明したら、またもやびっくりしていた。
 風呂から上がって息子とウィキでハリさんの成績を見たんだけど、改めてその数字のすごさには驚かされる。ファイターズ時代17年間の成績を見て思ったんだけど、ファイターズファンは糸井にこういう成績を求めてるんだよなあ。 
 最後にファイターズファンへ。このブログでこのことを書くのは今回っきりにしたいんだけど、ダルビッシュの離婚騒動。これに関してファイターズファンがブログやツイッターであれこれ書いているけど、今すぐやめましょう。「とても心配…」というのも含めて、ファイターズファンはこのネタ、一切禁止。理由は下世話すぎるから。

下宿先

        

今年、諒くん、来年、佑ちゃん

 ストーブリーグはまだ序盤戦だが、ファイターズ、アグレッシブに補強している。オビスポの骨折入団会見はヒットだ。オビスポ、1シーズン限定ならかなりやるのではないか。パフォーマンス面も含めて。西武から来た松坂は試合にちらっと出てくるたびにアナウンサーが「この選手は長打力が持ち味です」と言っていた選手でしょ?大器という印象がある。これから開花する可能性、あると思う。
 あと、巨人はどうせいらないんだからマイケルと工藤を返してくんないか。こっちは必要なんだからさ。返せよ。
 それはさておき、外回りの営業職のサラリーマンにとって最大のストレスは携帯電話。顧客から、事務所から、上司から電話がかかってくるとき、かなりの確率でロクな内容じゃないからだ。
 業種によっては、まったり感100%な日曜日の午前中に顧客から怒りの電話がかかってくる場合もあるだろう。そんなときでも営業職は、すっ飛んで行かなければならない。日曜日でも携帯がいつ鳴るか気が気じゃなくて、子供と遊びながらもチラチラと携帯を見てしまう。つらいね、営業は。
 プロ野球の中継ぎ投手を見ていると、営業職に似た悲哀を感じる。出番があるかどうかわからないのに毎日毎日、ブルペンで準備をして急な呼び出しに備える。チラチラと試合展開を見ながら、呼ばれるのを待つ。基本スタンスは受け身。出番が来たらいいピッチングをしないと失業する。目の前のノルマを地道にクリアしていく。シーズンを通してこういう状態が続くのだからストレスは相当なものだろう。
 榊原はシーズンを通して緊急登板の中継ぎという役目を勤め上げた。ただでさえ難しいと思われる中継ぎという役割りだが、先発が大乱調で序盤に降板とかアクシデントで降板というときに緊急登板するのは、心身ともにコントロールが難しいことは容易に想像できる。「え?もう出番?」みたいな感じ。
 あるいは、榊原は敗戦処理で登板するケースも多かった。ファイターズの場合、5点差くらいなら逆転するチームなので、敗戦処理という言葉が適切かどうかはわからないけど、とにかく先発が前半で打ち込まれて敗戦ムード濃厚という場面ではだいたい榊原が登板した。敗戦処理は、打たれれば評価は落ちるし、抑えても、成績が残るわけでもない。やってらんない。
 およそ6ヶ月間、過度のストレスに耐えぬいた榊原だが、見事にパシフィックの新人王。苦労が報われた。
 めざましテレビはブレイクしそうな選手にスポットをあてて「めざましイチオシ」なんてやってる。ロッテのマーフィとか中日の中田亮とか。鼻カーブ、流行らなかったね。片っ端からブレイク前の選手を取り上げて、密着みたいなことして過剰に盛り上げるんだけど、ファイターズの選手をなぜかほとんど取り上げてくれない。スクランブル登板で勝ち星を積み上げる榊原なんて格好のネタだと思ったのに、とうとうめざましは取り上げることなくシーズンは終わった。でも、榊原は新人王獲ったぞ。めざまし、ザマーミロ、だ。
 2010年は、ファイターズファンにとっては耐え忍ぶシーズンだったが、このところ明るい話題ばかりだよ。稀哲の件を除く、だけど。

来年売れる

        

嵐の札幌ドーム

 家族で札幌ドームへ嵐のコンサートを観に行った。翌日に帯広で用事があったので、車で日帰りだ。
 帯広から札幌までは片道200km、途中、日高山脈という難所もあるから、だいたい4時間はかかる。往復400kmで8時間。行って帰ってくるだけでかなり疲れる。でも娘が嵐のファンなので仕方がない。
 初めての嵐コンサートへ行くに際して、関係筋から広く情報収集した結果、次のようなことがわかった。

その1.ドームの駐車場は閉鎖される。

その2.でも地下鉄はすごく混む。コンサート後、ドームから福住駅まで3時間かかる。※ちなみに福住はドーム最寄りの駅で、通常は歩いて10分もかからない。

その3.コンサート必携の嵐グッズは朝から販売されるが、買うのに3時間は並ぶ。油断していると、開演時間に間に合わなくなる。

その4.ファイターズ戦のときとはまるで違う混乱ぶりになるので、すべてに余裕を持って行動しなければいけない。

 以上を踏まえて、帯広を朝4時に出発。櫻井翔のために朝4時。
 星がきれいな帯広を出て、夕張で夜明けになり、早朝の千歳を走り抜けてドームに着いたのは7時半。開演は18時。それなのに、ドーム周辺はすでに大渋滞。歩道を見ると、若い女の子たちが間断なく足早にドームへ向かっている。ドームを周回する道路には10mごとに警備員が立ち、駐停車禁止の赤いコーンが隙間なく並べられている。車を駐車する場所がないので、グッズ買い班の妻と娘を降ろし、息子と時間をつぶすことにした。
 午前11過ぎに妻から「グッズ購入完了」の連絡があり、ドーム近くのガストで落ち合うことになった。昼のドーム周辺は朝にもまして混乱の度合いを強めていた。札幌中心部からドームへ向かう国道36号線は大渋滞。まったく進まない。ドームへ近づくにつれ、歩道は若い女の子たちでぎっしりと埋め尽くされている。ようやくガストへ着いたが、札幌方向からだとガストへは右折で入らなければならない。歩道には嵐ファンの女の子たちの行列が一瞬も途切れることなく続いている。ポイントごとに交通整理の警備員が立っているのだが、なぜかガスト前にはいない。バカみたいに10分ほどウインカーを出したまま待った。ようやく駐車場に車を止めると、横のコンビニの駐車場でおじさんが警備員ともめていた。おじさん、嵐ファンの人波にもみくちゃにされながら、すごい声で怒鳴っている。どうやら、いつもとまったく違う雰囲気に極度の興奮状態に陥ってしまったようだ。
 ガスト店内およそ120席は嵐ファンが占拠していて異様な雰囲気。9割9分までが嵐ファンの女の子。外国に来たみたいだ。異国の文化圏に1人だけいる気分。うちの家族の隣りの席の4人組は大阪から来ているOLのようだ。テーブル回りに嵐グッズを山積みにして、頭に大きなリボンをつけ、互いに仕事の悩みをこぼし合っていた。総務に派遣で来ている人は仕事ができて性格もいいのに、課長はあからさまに差別するから見ていて許せない、という話題。それから会社の有給休暇の制度は有名無実化しているのでは、という話題。その後、先日行われた京セラドームでの嵐コンサートの反省に話題は移った。ちゅぱぁーとタバコをふかしながら、OL4人組は関西弁でそんなことを延々としゃべっている。ちなみに嵐ファンの喫煙率は高いようで、ガストの店内は男がほとんどいないにも関わらず、タバコの煙でもやがかかっていた。
 ガストに来ている嵐ファンたちは、大半が夕方までここで時間をつぶすという決意を固めているようで、ほとんど帰ろうとしない。入り口には目のつり上がった嵐ファンが長蛇の列で待っている。うちの家族が会計していると、並んでいる女性が「さっさと金払って帰れよ」と小声で毒づいていた。
 ガストの駐車場から車を出すのにまた10分ほどかかったのち、札幌駅へ向かい、開演まで時間をつぶした。
 ようやく夕方になり、車を預けて地下鉄でドームへ。地下鉄も駅からドームまでの道も、もう大混雑。大混乱。
 その後のことはよく覚えていない。でも嵐はすごかった。良い悪いではなく、すごかった。そして嵐ファンのすさまじさ。嵐ファンの狂乱ぶりに比べれば、9回裏の稲葉ジャンプもウイスパーボイスだ。
 コンサートが終わり、帯広の自宅に着いたのは深夜2時だった。

ジャニーズ文化圏

        

里田まいを応援する

 ダウンタウンの松ちゃんが始球式をやることになって、槙原か大魔神佐々木あたりがコーチをする、というのを「リンカーン」で見た記憶がある。どこから見てもスポーツと無縁な松ちゃんに槙原だか大魔神が「投げ終わったあと、とにかく全体重を左足に乗せると、経験者っぽく見えますよ」とアドバイスしていた。確かにそうやって投げると誰でも「らしく」見える。なるほどな、のアドバイスだと感心した。
 もう誰も覚えていないけど、里田まいは「カントリー娘。」という、田中義剛丸出しのしょっぱいユニットでデビューした。コンセプトは、義剛が盛んに流行らせようとしていた「半農半芸」。酪農をしながら芸能活動をするというのが売り。ケッ!
 でも田中義剛は地元密着度ゼロだから、当然カントリー娘。も肝心の北海道はおろか十勝でもまったく支持されず、やがて自然消滅。コネで細々とタレント活動を続けていた里田がおバカキャラでブレイクして唯一、生き残ったという流れだ。
 そんな里田まいが久しぶりに働いていた中札内の義剛の牧場を訪れる、という番組が去年の土曜の午後あたりに放送されていた。牧場で牛を見て「なつかしぃー!」と嬌声を上げる里田。わざとらしいぜ、と思いながら見ていると、「私、毎朝、子牛にミルクあげてたんですよ」と言いながら、里田は哺乳ビンで子牛にミルクをやり始めた。驚いた。完全に「あ、やってたでしょ?」という里田の身のこなし。
 子牛といっても体重は生まれたばかりでも40キロ、このときの番組で里田がミルクをやっていた子牛は生後1ヶ月以上の感じだったから、おそらく体重は80キロ近くあったはず。体格のいい男性と同じ体重だ。そして子牛というのは哺乳ビンを見るとミルクが飲みたくてたまらないからしゃにむに突進してくる。
 子牛用の哺乳ビンというのは、容量2リットルという大きさでミルクを入れるとずっしりと重たい。この重たい哺乳ビンで、突進してくる体重80キロの牛に上手にミルクを飲ませる、というのは素人にはできない。
 里田まいは、哺乳ビンを見て興奮して突進してくる子牛をあしらいながら、カメラ目線でニコニコ笑ってコメントしていた。繰り返すが、完全に「あ、やってたでしょ?」という身のこなし。素人は興奮した子牛を適当にあしらうことなどできない。毎日、牛に接していないと身につかないプロの牛飼いの動き。
 以来、里田まいの大ファン。きちんとウオッチすると、里田まいは感じがいいし、クレバーだし。だから今回のマー君との騒動に際しては、彼女を強く応援する。

楽な仕事はないわけだね

        

コアなファンとふれあう

練習場

 今週、ファイターズファンに大きな衝撃を与えたのは「新庄、絵描きになると言い残して南の島へ消える」だろう。新庄はここ数年、定職に就かずブラブラしている状態だが、南の島の滞在費は大丈夫なのか。
 まあいい。娘は嵐の櫻井翔の大ファン。なもんで、土曜日は家族で札幌ドームまで嵐のコンサートを見に行った。
 妻は田原俊彦の追っかけをやっていたので、ジャニーズ事情に詳しい。ちなみに妻はヤクルト古田の追っかけもやっていたことがあって、神宮で出待ちをしていて古田に「また来てんの?」というお言葉をいただいたそうだ。
 その妻がリサーチした情報によると、うちわやペンライトなどのコンサート必携のグッズを買うために、コンサート会場で3時間は並ぶという。グッズを買うためだけに3時間だ。それから、当日はファイターズ戦とは比較にならないほどの混雑ぶりになるそうだ。帰りなんか、福住の駅まで3時間かかるらしい。
 といった情報をもとに、当日は朝4時に帯広を出発。高速道路無料化の社会実験の恩恵を受けて快調に走り、7時半にドーム着。すでにドームの回りは10mごとに警備員が配置されて、沿道には駐停車禁止の赤いコーンが隙間なく立てられている。駐車場は閉鎖されていて車で近づくのはなかなかに困難な状況だ。福住駅からドームへ向かう道はジャニーズファンでびっしりと埋め尽くされている。コンサートは18時スタートなのに、もうドーム周辺は騒然としている。ファイターズ戦のときとはまるで違う異質の空気が早くも充満している。
 グッズを買うために並ぶという妻と娘を置いて、時間をつぶすために息子とファイターズの室内練習場へ。熱心なファンがすでに10名ほどいた。
 関係者駐車場に車をとめて颯爽と降りてきた家族連れは見るからに治安が悪そうな気配。お父さんは町の商店街の洋品店に売っているような、赤ベースで黒とか銀の模様が複雑に入ったルーズフィットのスウェット。もちろん太陽がまぶしいからいかしたグラサン。お母さんはほつれた金髪にノーメイクでスウェット、娘はヤンキー図鑑に載っているようなヤンキー。治安が良さそうなのは末っ子とおぼしき小学生の男の子だけという家族。あるいは色紙の束とサインペンを手に、合宿所と練習場の間をせわしなく行ったりきたりする男。かなり挙動が落ち着かない。そして、駐車場に車を止めた瞬間から稀哲の去就について大声でわめき散らしながらこちらへ向かってくる中年の女性。「横浜?そんなとこ稀哲には似合わないわよ。ないない。横浜に行くなんてありえない!」。そんなことを金切り声で叫んでいた。一人で。
 練習場の窓をのぞきこんでいるわが息子を突き飛ばして「なんだ、ブルペン、誰も入ってねえのか」とつぶやいているのは酒の匂いプンプンな自転車でやってきた常連っぽいおっさん。自転車のカゴのコンビニ袋にはいろいろな生活必需品一式が入っている模様。
 そんな面々と選手の出待ちをした。横にいる暗い感じの若者に「稲葉も札幌にいるのかな?」と聞いたら「稲葉『さん』ですよね」と暗く訂正された。
 この日、練習していたのはメジャーへ行くとか言っている建山「さん」と前日、大幅減俸という屈辱の契約更改をしたばかりの信二。信二さん。信二は遠投とティーバッティングをしていた。息子はそんな憧れのプロ野球選手の一挙手一投足を食い入るように見ていたが、3分間隔で酒臭いおっさんに突き飛ばされていた。
 練習を終えた信二が出てきた。「信二さーん、おはよう」とか「信二さーん、おつかれさまー」。常連チックなファンが信二に気味の悪い声をかける。信二は完全無視。サインとかにも一切応じずにうつむき加減で合宿所へ入っていった。「なんだよ、愛想悪いなあ」。常連チックの1人が落胆した声を上げていたけど、信二の気持ち、わかるような気がした。
 嵐のコンサートについて書くスペースがなくなった。また次回。

        

ロッテおめでとう!

 サッカーのW杯のときも思ったんだけど、みんなで熱狂するじゃない。今回の日本シリーズみたいに。試合終了まで放送したフジテレビが絶賛されたりして。でも、熱狂の渦の中で酔っていると見えないんだけど、世の中の半分の人は野球に興味がないんだよね。土曜日に「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」を楽しみにしていた人は延々と野球待ち。「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」が始まったのは午前0時過ぎだ。3時間待ち。ディズニーランドの人気アトラクションなのか「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」。フジテレビ土曜夜9時のキャッチフレーズは「毎週土曜の夜9時は 家族そろってフジテレビ」。「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」を家族で心待ちにしていた人たちにとっては看板に偽りありだ。
 同じことは日曜の夜にも繰り返された。野球嫌い、舌打ちしたろうな。「んだよ、また野球かよ。っざけんなって」みたいな感じ。特に松雪泰子のファン。
 日曜夜9時なんてのは最もナーバスな時間帯だ。「明日は仕事かよ~。短すぎだろ、日曜日。いや、まだ夜9時だ。残り少ないサンデーを満喫しよう」。そんな時間帯。「あー、あの仕事、明日片付けないといい加減まずいよなあ。金曜日にがんばってやっときゃよかった。明日はちょっと早めに出勤するかなあ、いやいや、まだ仕事のことは考えないでおこう。今は松雪泰子だ」。そんな時間帯。
 そんな松雪泰子の大ファンで、なおかつ野球の嫌いな人がセンチメンタルな日曜の晩を穏やかに過ごすべくフジにチャンネルを合わせたって野球だよ。いつまでたっても終わらんよ。松雪泰子の代わりに和田だよ。11時になってもまだ野球だよ。明日に響くから「パーフェクト・リポート」見てる場合じゃないよ、寝なきゃだよ。
 今回のフジテレビの措置は、プロ野球ファンには「英断」だったけど、野球に興味のない人たちにとっては「暴挙」だっただろう。
 翌日の職場でもそう。朝、顔を合わせた途端、日本シリーズの話題一色。スポーツ新聞を買ってきたやつなんかちょっとした人気者。野球に興味のない者は人に非ず的な空気。熱狂で周囲に気を配れなくなるこういう状態ってファッショっぽいと思う。「私、野球は嫌いなんです。野暮ったくて」なんてとても言えない雰囲気。
 どうでもいいけど。さて、日本シリーズだ。帯広TVスポーツ部は、中日が圧倒的な強さで勝つだろう、と予想した。だってロッテなんか先発ピッチャー、成瀬だけじゃん。結果、見事にハズレ。お約束なので、床屋に行って五厘刈りにしてきた。頭すーすー。フジテレビは試合終了の瞬間、グラウンドを一瞥もせずベンチを引き上げる落合監督を映していた。落合も恐らく圧勝できると思っていたのではないか。ロッテに王手をかけられた時点でも「あと2つ勝てばいいこと」なんてコメントしていた。あれは、ロッテ相手だから主導権はこちらが握っている。残り2つ勝つのは簡単なこと、という意味だったように思える。今の中日が、今のロッテに負けることはありえない。それが落合の想いだったのかもしれない。今回、ロッテに負けたことは落合の美学に大いに反することだったのではないか。憮然と背中を向けてグラウンドを後にする落合の姿を見たとき、そんなことを感じた。
 ロッテが日本一になった。2003年以降はパシフィックの6勝2敗。ちなみに2敗はいずれもファイターズ。いずれにしろ、パシフィック・リーグ3位のチームがセントラル・リーグのチャンピオンを打ち負かしたのだから「実力のパ」というのは明らかである。資金力のある球団が金に物を言わせて補強を繰り返し、貧乏球団は選手を引き抜かれる、という構図のセ・リーグはチーム間の戦力の不均衡が顕著になっている。一方で貧乏球団ぞろいのパ・リーグは選手育成に力を入れた結果、高いレベルで6球団のバランスが取れている。
 息子なんかはパ・リーグ代表のロッテを無邪気に応援し、優勝を喜んでいた。まあ、もちろん、パのチームが日本一になるに越したことはないんだけど、やっぱりファイターズファンはシーズン最後の3位争いを思いだしてしまう。あれはトラウマになる。ちょっとね、ロッテには複雑な思いはある。口では「おめでとー!」なんて言いながら「ウソつけ、自分」と自問自答してしまう感じ。
 でもこれはファイターズファンだから当然の心理。
 ファイターズがロッテの替わりに3位になってクライマックスに行ってたらなあ、とも思ってしまう。ちょっとむなしい。

秋の模様F

        

W杯を盛り上げない帯広人、そしてバント失敗を繰り返すプロ野球選手たち

 庭の芝生に霜が降りて真っ白になっている。もう晩秋だ。ウインタースポーツもいよいよ本番。帯広では野球シーズンはとっくに終わり、子供たちはスピードスケートへ通っている。十勝オーバルが完成したことで、帯広は名実ともに世界のスピードスケートのメッカとなった。来月にはオーバルを舞台にしてスピードスケートのワールドカップが開催される。バンクーバーで火花を散らした世界の超一流アスリートが帯広へ集結するわけだ。日本からは十勝の希望・高木美帆、俺の小平奈緒、その他男子などの出場が決まっている。世界的には格式の高い国際大会なのだが、地元帯広では関係者もメディアも経済界もまったく盛り上げようとしていない。普段は地方の危機やら地域活性化を声高に叫んでいるのに、こんな千載一隅のチャンスには知らんぷり。帯広および十勝の人々の地域活性化に対する本気度がよーくわかる。
 フィギュアスケートGPでは崖っぷち安藤美姫が優勝。だが演技終了後に顔を歪めて鼻水をずずずーっとすする悪癖が相変わらず直っていない。子供のときからの癖なのだろうけど、なぜ周囲の人間は注意しないのか。あれですべてが台無しになるのに。
 そんなウインタースポーツモードだというのに日本シリーズはまだやってる。それも深夜0時まで。昨夜のゲームがなぜうんざりするほど冗長なものになったのかというと、おそらくは12回あたりから両チーム間で「引き分けな感じで」的な暗黙の共有意識が生じたからではなかろうか。
 試合がダレた最大の原因はバントの失敗だ。日本シリーズは日本のプロ野球の今、を具象化している。つまり日本のプロ野球はバントが下手ということだ。ファイターズファンなら、今シーズン、ここ一番でバントを失敗する稀哲というシーンを鮮明に記憶しているはず。
 昨夜の試合でもとにかくバントが下手。中日もロッテも下手。うちの息子のチームの子供たちのほうが上手だ。少年野球でのストライクバントの成功率は9割はいっているはず。理由は簡単。練習量の差だ。あるいは基本を守るか守らないかの差。フライを上げて口をぽっかーんと開けてる場合じゃないよ。
 プロならバントはきっちり決めてくれ。恥ずかしいから。
 日本シリーズ第6戦は5時間43分の熱闘、ではなくシリーズ史上「最もだらけたゲーム」として記録に残すべき。
 
秋の模様E

        

ハンカチ その4

 セ・リーグのファンに「ファイターズで知ってる選手は誰?」と聞くと返ってくる答えは決まって「ダルビッシュ」。少し詳しいやつで「ダルビッシュと稲葉」だ。
 これは阪神ファン×2、巨人ファン×1、横浜ファン×1に調査した結果だから統計学的に有意な数値である。
 賢介残留はファイターズファンにとっては欣喜すべきビッグニュースだが、今朝のメディアは完全無視。パ・リーグを代表するリードオフマンがブログで残留宣言、というダルビッシュとまるで同じスタイルを取ったにもかかわらず、誰も相手にしてくれない。秋の冷たい風に舞うカサカサの枯れ葉なみの寂しさ。北海道ではビッグネームの賢介が全国的にはこれほどまでに無名とは思わなんだ。 
 だけど逆もまた真。ファイターズ移転後、一斉に巨人からファイターズに宗旨替えした道産子ファンにとって、今やセ・リーグの選手はほとんど馴染みがない。
 日本シリーズ第4戦は夜11時にようやく決着するという死闘だった。わが家は9時就寝だが、小学生の息子と布団の中で試合終了まで観戦。うつらうつらしながら見ていると中日の英智がワンバウンドの処理をミスってバンザイ後逸。転がるボールをあたふたと追いかける3人の野手。これには眠気も吹き飛び、息子と大爆笑した。まるで少年野球の下手くそ外野みたいな守備。だけどライトの英智なる選手、守備には定評があるようだ。普段の彼の守備を見てないからウソにしか思えないけど。だってあのバンザイはないぜ。
 ま、いいけど。さて、きのうは大学野球のテレビ中継を初めて見た、というファイターズファンがけっこういたのではないだろうか。なにしろ我らがハンカチの勇姿を生中継で見られるのだから。
 ハンカチ、圧巻のピッチングだった。ファイターズファンに明るい未来を予感させるに十分なしなやかなるピッチングで慶応打線をノーヒットに抑えていた。だけど味方のしょっぱいエラーから一気に崩れた。なんでもないポップフライをファーストがポロリしたのだ。そこからハンカチ火だるま。
 ハンカチの気持ちはわかる。ピッチャーというのは心理的な部分が大なり。野手のエラーというのはピッチャーのメンタルに大きな影響を与えるものだ。
 だが、ハンカチよ。きのうの英智の守備を見たか。プロでもあんな間抜けな守備をするんだからさ、そんなことでいちいち崩れてたらやってけないぞ。頼むぜ。
 あと、優勝インタビューで見出しになるようなフレーズを言うために、前もってセリフを考えるようなことはしちゃだめだ。見え透いていてカッコ悪いから。

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ハンカチ その3

 日本シリーズ第3戦はサブマリン渡辺の魔投によってロッテが圧勝した。帯広TVスポーツ部はこのシリーズ、中日のワンサイドになると予想していたのだが、きのう、ロッテが千葉マリンで勝利したことにより風向きが変わったように思う。今日ロッテが勝てば、ことによるとロッテ日本一もあるかもしれない。山本昌がキーマンになりそう。いずれにしろ、ロッテは今日、絶対に勝つ必要がある。
 さて、11月3日は「ハンカチーフの日」だ。そして神宮では50年ぶりとなる早稲田と慶応による優勝決定戦という大一番がある。
 今から四半世紀前、東京で大学生をやっていたころは新宿を根拠地としていた。だが、野球とラグビーの早慶戦のたびに歌舞伎町は早稲田の連中に占拠され、不愉快だったなあ。あいつら、プライドがやけに高いんだ。「大学?いちお早稲田」みたいな言い方してさ。それが早慶戦にまつわる思い出だ。
 当然、早稲田の先発は我らがハンカチだろう。甲子園決勝でのマー君との死闘に比べれば、今日の試合も大したものではない。
 ところでこないだの早慶戦を観ていて思ったのだが、ハンカチはマウンド上でハンカチを使わなくなったのだろうか。大人になって汗をかかなくなったのか。
 だが、札幌ドームで投げるようになったら、ぜひあの一世を風靡したハンカチを復活させてほしい。1球投げるごとにファイターズのオフィシャルハンカチで汗を拭う。そうすれば、オフィシャルハンカチは爆発的に売れるぞ。結果として球団収入はパネエ増えるだろう。ダルビッシュの年俸分くらい軽く稼げるはず。
 頼むぞ、ハンカチ。

秋の模様C

        
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